年末のビジネスマナーチェック
12月(師走)になり忙しい季節となりましたね。
慌ただしい年末に起こり得るビジネスマナーに関するちょっとした疑問点をご紹介いたします。
Q:喪中の得意先に御歳暮は贈ってもいい?
A:「贈っても問題ない」です。
相手が喪中であっても、自分が喪中であっても、御中元や御歳暮を贈ることは問題ありません。
ただし、喪中に贈る場合は紅白の水引や熨斗紙は避け、奉書紙に表書きをして贈るようにするとよいでしょう。
Q:会合等で名刺交換をしているうちに名刺がなくなった。どうしたらいい?
A:「切らしたことを詫び後日自分の名刺を郵送」です。
予想以上に名刺交換の機会が多く、あいにく切らしてしまった場合には、まず名刺がなくなったことを相手に丁重にお詫びして、後日自分の名刺を郵送するのが、望ましい対応と言えます。簡単な詫び状と会合のお礼の挨拶等を添えるとよいでしょう。
それ以前のビジネスマナーとして、大勢の人が集まる会合の場合は、事前に多めに名刺を用意しておくことが鉄則です。
Q:宛名書き。株式会社を(株)と略してもいい?
A:「略すのはマナー違反」です。
株式会社・有限会社等は会社の固有名詞の一部と考えます。個人宛てに送るときに名前を略することが失礼にあたるのと同様、相手が会社名である場合も、固有名詞の一部を省略することは大変失礼です。
もし「株式会社」が社名の前か後かが分からなくなってしまったら、相手の会社に電話等で確認を取ってください。確認を取ることはマナー違反ではありません。省略したり、不明確なまま前か後に適当に「株式会社」をつけて間違った社名で送付することは、とても失礼にあたります。
Q:お客様との約束の時間に遅れそう・・・。目の前に電車が・・・。電車に飛び乗る?連絡を入れる?
A:「遅れるかもしれないと相手に一報を入れるのが優先」です。
乗れば間に合うかもしれませんので、迷われた方も多いのではないでしょうか。難しい選択です。
遅れそうな場合の鉄則は、約束の時間までに連絡を入れることです。「遅れるかもしれない」という連絡さえ事前に入っていれば、待たされるお客様も事情が把握でき、苛々することもありません。
信頼関係を維持するためには、非常に重要なポイントです。電車に飛び乗ってしまった場合、間に合えばほっと一息ですが、何らかの事情で電車が遅れたりして、約束の時間までに連絡を入れることができない可能性もあります。信用をなくさないために、このような危険な賭けは避けたほうが望ましいでしょう。
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