経営者に薦めたい一冊(11月)
会社は生き物。会社設立後も時代に合わせて絶えず成長し変化を求められる。
どんなに老舗な企業でも常に新しいアイデアを追って企業努力している。
そして、良い時もあれば、悪い時もある。
経営者は、常に判断を迫られたり、時には迷いが生じる事もある。
そんな時、本というものは、私たちに何かしらのヒントやメッセージを与えてくれる。
書籍をゆっくり読む時間が無いという多忙な経営者の方たちへ。
「ビジネスの種」ではビジネスに関する書籍や雑誌、新聞などで感じた、
経営のヒントとなるアイデアや、最近の面白いビジネス情報などを感想と共に記していければと思います。
もしかしたら、たまたま目を通した一文がヒントやメッセージになるかもしれません。
<経営者に薦めたい一冊(11月)>
●リストラなしの「年輪経営」
伊那食品工業株式会社 代表取締役会長 塚越 寛
光文社
長野県伊那市にある伊那食品工業株式会社は、寒天を主力商品として販売する会社です。
社是は、「いい会社をつくりましょう。」で、決して「良い会社」ではありません。
「いい会社」とは、単に経営上の数字が良いというだけでなく、会社をとりまくすべての
人々が、日常会話の中で「あの会社は、いい会社だね」と言ってくれるような会社です。
会社の存在意義は、そこで働く社員を幸せにするためにあると考え、その幸せを実現する
ためには、会社は永続することが一番重要だと気づき「年輪経営」を行っています。
日本の中小企業が目指すべき経営方法がこの「年輪経営」の中にあるように思われます。
少々古い本ですが、ぜひ一読していただきたい一冊です。
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