経営者に薦めたい一冊(2014年1月)
1月も半ばとなりますが、本年もよろしくお願いいたします。
今年の干支は、甲午(きのえうま)。
西暦年を60で割って34が余る年が甲午の年となるそうです。
甲午で調べてみると、様々な意味合いがありました。
陽明学者 安岡正篤氏の『干支の活字 安岡実篤人間学講話』によれば、
甲は「草木の芽が殻を破って頭を出す」という象形文字で、「旧体制が破れ革新が始まる」という意味らしい。
また、甲の文字は亀の甲羅から来ており、固い殻、つまり「種」意味するものや、
物事の始まりを意味し、前の十年に通用していたものが通用しなくなる事を表す。
午は、「忤」(ご)で、「つきあたる」「さからう」の意味を表すところから、
植物の生育が止まり、衰退の兆しを見せている状態とされるそうです。
良くも悪くも、今年は今までのやり方を少し見直してみて、改革を行ったりしていると、
新しいアイデア(新たな芽)が出てくるかもしれませんね。
悔いの無い1年にしたいものです。
<経営者に薦めたい一冊(1月)>
一倉定の経営心得
一倉 定(日本経営合理化協会)
事業経営の成否は、社長次第で決まるという信念から、社長だけを対象に情熱的に指導した
異色の経営コンサルタントであった一倉定氏の著書のポイントを編集した本です。
中小企業経営者にとって下記のような重要な言葉が多々あります。
・わが社の赤字は、お客様を忘れたのが原因である。
・事業は学問でもなければ理論でもない。事業の存続を実現する戦いなのである。
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多くの経営者が一倉氏の指導により多くの学びを得てきたとのことです。
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